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頑張れ!国公立大学受験生!

校内成績会議が終わりました。本校では、共通テスト(1/13,14)の次の日(1/15)に自己採点をし、データを河合塾とベネッセに提出します。結果がでるのが毎年水曜日(1/17)でこの日に校内成績会議①を実施します。次の日(1/18)に校内成績会議②を実施し、国公立出願生徒の三者懇談に入ります。自分は3年生の担任でないので三者懇談はしませんが、今日(1/20)多くの先生と生徒保護者が学校で三者懇談をしていました。出願までの2週間(出願期間1/22-2/2)が最も緊張する期間だと思います。時間はありますので、じっくり考えて国公立大学に出願してください。

さて、大学入試センターから共通テストの中間平均点がでました。

共通テスト各業者速報版①

昨年度と変わりません。河合塾からボーダーラインが出ています。

2024年度共通テストリサーチ ボーダーライン一覧 | 共通テスト特集 | 河合塾 Kei-Net (keinet.ne.jp)

昨年度入試による共通テストに関する様々な指標(予備校による共通テスト必要点数<河合塾ボーダーライン等>、各大学公表の共通テスト合格最低点)がそのまま運用できると思います。

予備校から今回の共通テストの特徴のコメントが出されました。

<河合塾>

①共通テストの志願者数・受験者数は前年から3~4%減少

★この春の高校卒業予定者における共通テスト志願者の割合(現役志願率)は45.2%と高い水準を維持しています。既卒生志願者は年々減少しており、共通テストの志願者全体の85%を現役生が占めています。

②出願傾向・形式は昨年から大きな変化なし

★日常の事象を題材とした問題を例にとると、「数学Ⅰ・数学A」で電柱の高さと影の長さを測定する問題が出題されたほか、「現代社会」ではSDGsに関連する問題などが出題されました。これらの問題傾向は、新課程入試となる来年の共通テスト以降でも継続することが想定されます。日頃より、知識を暗記するだけではなく、知識を活用する力や資料を読み解く力を身につけることを意識するとともに、日常生活や社会の出来事にも目を向けておくとよいでしょう。

③科目別平均点-英語(リーディング)、数学でダウン、国語は10点アップ

★今年の共通テストでは理科、地理歴史・公民の得点調整は行われない見込みです。

④5教科7科目型平均点、文系・理系ともに上昇

★理系の上がり幅が大きいのは、文系生と比べて数学の平均点が高かったことや、前述した地理Bの平均点上昇などが要因です。

⑤国公立大出願予定者は前年並み、女子のキャリア志向が系統人気に影響

★系統別にみると、多くの系統が前年並みを維持しており、前年からの変化は小幅です。その中で、文系では「法・法律」「経済」といった実学系分野、コロナ禍以降減少が続いていた「外国語」「地域・国際」分野、理系では「理」「農」で出願予定者が増加しています。なお、各系統の志望動向の変化には、女子の志望の変化が大きく影響しています。女子の志望動向に注目すると、「法・法律(前年比107%)」「経済(同108%)」「建築(同105%)」「応用化学(同111%)」といった実学系の分野で出願予定者が増加した一方、出願予定者の多くを女子が占める「生活科学」では前年比96%と大きく減少しています。

<ベネッセ・駿台予備校>

①文理・理系ともに平均点はアップ

★5教科予想平均点は、5教科8科目文系で536点(対前年+4点)、5教科7科目理系で559点(対前年+8点)とアップした。教科別にみると、国語や生物基礎、生物専門での平均点アップがみだつ。

②志望動向では、新型コロナウイルス5類移行の影響がみられる

★近年、コロナ禍で人気が高まっていた薬学系統は、志望者の対前年指数が国公立大で92、私立大で94と、人気の落ち着きがみられる。また、国際関係学系統や観光学系統で人気回復の傾向がみられる。

③新課程入試を控えた安全志向はみられない

★難関国立10大学全体の志望者数の対前年指数は97,医学部系統は国公立大で97、私立大で96。新課程入試前年となる入試となるが、共通テストの志願者数の減少等を踏まえると、共通テストの予想平均点がアップした影響もあり、安全志向の傾向はみられない。

これから国公立大学出願校を決めることになります。皆さんは出願において何を最重要視すべきかご存じでしょうか。リサーチの結果?担任の先生のアドバイス?ネットの情報?これには解答があります。最重要視すべきは志望大学の合格最低点です。一例をあげます。昨年度の名古屋市立大学経済学部前期試験のデータを使用します。

<2023名古屋市立大学前期試験データ>

2023goukakusaiteiten

このデータは教学社の赤本、各校HP等に掲載されています。ここにも掲載しておきます。

2023合格最低点

名古屋市立大学経済学部前期試験の共通テスト配点です。

名市大経済配点

72%は昨年のボーダーですが、今年と昨年の平均点がほぼ同じため、今年の共通テスト合格最低点は257.2点と予想できます。A君が258点とったと仮定します。このとき、2次試験レベルおよび実際に受験する受験生レベルが昨年と全く同じと仮定すると、A君が2次試験で超えるべき点数は

 466.3(合格最低点<総合>)ー258(今年のA君の自己採点得点)=208.3(点)

となります。

208.3/400=53% 

が2次試験でA君に課された得点率ということになります。

私が受験したころ(昭和60年)には、このような情報はありませんでした。現在はいろいろ調べるとある程度正確な情報が得られます。もちろん、2次試験レベルが昨年と全く同じことは現実にはあり得ません。受験生レベルも旧カリキュラム最後の入試ということで変わる可能性があります。あくまで目安として考えるべきでしょう。

30年近く高校で大学受験指導をして来ました。指導当初はまだセンター試験800点満点の時代でした。それが、900点満点に変わり、リスニングが導入されて950点満点になり、4年前に共通テストへと変わりました。来年度から1000点満点に更に変化します。いつの時代にも最後に逆転合格する生徒がいましたが、その生徒に共通していることがあります。

❶3年生後半で飛躍的に伸びている ❷規則正しく勉強している ❸迷いがない

この❸ですが、私が感じたのは受験する生徒の『自信』ではなく『開き直り』でした。もちろん浪人覚悟の場合と浪人できない場合では状況は変わります。『不安』は受験生の誰もがあると思います。それでも理想は❸だと思います。

これから私立大学一般入試が始まり、2月に入れば国公立大学試験が始まります。このブログを見ていらっしゃる受験生もしくは受験生の保護者様等、関連する方全員に『サクラサク』ことを祈願しております。

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