令和6年度私立大学入試(名古屋地区)
久しぶりに投稿します。前回投稿したのが令和4年4月21日ですので、1年と8カ月ぶりです。このブログを書き始めたのが令和2年1月3日でした。そのきっかけは2つあります。1つは、当時愛知県内の某私立高校の進路指導部主任をしており、学校の都合から生徒および保護者に伝えれない情報があることでした。もう一つは、自分の3男が大学受験をし、その様子を書き留めたいと思ったことでした。
ブログを書き始めてからまもなく4年がたとうとしています。この4年間に大学入試状況は大分変わりました。まとめるとこうです。
①私立大学の『定員厳格化』がなくなり、私立大学難化の ピークが過ぎた。
②コロナ禍により近郊大学への進学が増え、現在もその流 れは継続している。
③医療系の人気は継続しており、中でも『理学療法学科』 の人気が高まっている。
④スポーツ系の人気が高まっており、新規に『トレーナー 科』が増設された。
⑤ほぼすべての大学がインターネット出願になった。⑥国公立大学は殆ど変更がない。
①についてですが、『河合塾2024年度入試難易予想ランキング』による名古屋地区の私立大学の3年間のランキング変化です。
名古屋地区文系私立大学平均 47.5(2021年度)⇒45.3(2024年度) ▲2.2
名古屋地区理系私立大学平均 50.9(2021年度)⇒45.6(2024年度) ▲5.3
※『河合塾による名古屋近郊文系大学ランキング』『河合塾による名古屋近郊理系大学ランキング』掲載の大学学部学科平均をまとめました。
②についてですが、コロナ禍が収まった現在でも関東地区および関西地区の私立大学受験は以前ほど多くありません。原因の一つは、昨今の物価上昇にあると思います。家計が厳しくなる中で下宿して私立大学に進学するという選択肢が敬遠されていると思われます。
③についてですが、来年度愛知淑徳大学に『理学療法学科』と『臨床検査学科』が新設されます。
④についてですが、2021年4月新設の中京大学トレーナー学科の昨年度倍率は8.6倍でした。
⑤についてですが、受験票が送られた来たのは一昔前、現在はWEBでダウンロードします。
⑥についてですが、この4年間における国公立大学志望者推移です。
439,565(2020年度)⇒423,146(2023年度)<96.3%>
微減していますが、4年間で大きな変動はないと思います。
これをご覧になっている方は、名古屋地区の大学に関心のある方が多いと思います。まもなく一般入試が始まりますが、多少なりともお役に立てる資料をアップします。河合塾からのデータを名古屋地区の私立大学受験のために加工しました。分野別にランキング順に大学学部学科が並べてあります。
<文系>
➊哲・倫理・宗教 ➋史・地理 ➌教育 ➍心理 ➎日本文学・文学 ❻外国文学・文 ➐社会 ➑社会福祉 ➒文化・教養・他 ➓地域・国際 ⓫言語文学 ⓬外国語 ⓭国際法・国際経済 ⓮国際関係 ⓯法・法律 ⓰経済 ⓱経営 ⓲経営情報・情報 ⓳商・会計 ⓴総合・人間
<理系>
①数学・数理情報 ②生物 ③機械・航空 ④電気・電子 ⑤通信・情報 ⑥建築 ⑦土木・環境 ⑧応用化学 ⑨材料・物質・資源 ⑩その他の工学系 ⑪生物生産・応用生命 ⑫環境科学・経済システム ⑬医 ⑭歯 ⑮薬 ⑯看護 ⑰医療技術 ⑱保健・福祉・他 ⑲スポーツ・健康 ⑳食物・栄養 ㉑被服 ㉒住居・生活環境 ㉓家政・生活科学 ㉔美術・デザイン ㉕その他芸術
※募集人数は各大学の入試要項で確認してください。
【河合塾による名古屋近郊文系大学ランキング】
【河合塾による名古屋近郊文系大学ランキング】
年が明けましたら、いくつかの記事をアップしていきたいと思います。これを読んている受験生および受験生の保護者の皆様、お体に気を付けて受験を迎えてください。